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ダイヤビルレディースクリニック院長ブログです

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

day2初期胚とday5胚盤胞は何が違うのか?

平たく表現するならば「小学校2年生」と「小学校5年生」の違いです。同じ成長過程にあります。 体外受精・顕微授精でお預かりした卵子と精子を受精させ、得られた胚(受精卵)をタイムラプスインキュベーターで確認すると胚の成長が観察できます。最初は1個…

2021年3月31日までの凍結保存胚について

2021年3月31日までの体外受精・顕微授精で得られた凍結保存胚について 当院では初回凍結日から2年間保存期間を設定しておりましたので、保存期間中の方はこのまま継続保存させていただいております。2年間の期限前後で当院から連絡をさしあげております。保…

当院で体外受精・顕微授精での治療を検討されている方へ 

どのように受診したらよいか?保険でできるのか?お問い合わせが多いのでこちらでお答えしておきます。 ~当院で体外受精・顕微授精での治療を検討されている方へ~ 2022年4月1日より保険診療でも対象の患者様について体外受精・顕微授精をスタートしていま…

先進医療タイムラプスインキュベーター

タイムラプスインキュベーターとは、簡単に説明すると。 ~体外受精・顕微授精で得られた受精卵を培養管理する培養器の内部に監視カメラがついているもの~ 従来の培養器では、採卵後3~6日間にわたってインキュベーターの中の胚を観察するために、まるで冷…

性感染症にご注意

全く症状がない、あるいはすこしおりもの(帯下)が気になる、においがきになるなどで、受診し、検査をさせていただくことがあります。その中で、性感染症(クラミジア、淋菌、梅毒)がみつかる症例が特に増えています。要注意です。特にこの1年で多くなって…

AMH検査について

体外受精にて採卵を行う計画がある患者様において、AMH(anti-mullerian hormone)の検査が保険診療で行うことができるようになりました。当院はAMHの値のみならず、経膣超音波でのAFC(前胞状卵胞数のカウント)も大切にしています。採卵を計画するにあたっては…

体外受精の保険診療治療回数の数え方

治療開始が43歳未満である必要があります。40歳未満であれば通算6回まで(1子ごと)、40歳以上43歳未満であれば通算3回まで(1子ごと)となります。胚移植の回数でカウントしますので、2022年3月までの特定不妊治療助成金の回数の考え方と異なります。 例え…

2022年4月1日以降の不妊治療

2022年4月1日より、不妊治療に関する、保険診療の適応が拡大しました。具体的には人工授精、体外受精、顕微授精、凍結融解胚移植などの生殖補助医療について一部、年齢制限、回数制限がありますが、診断および治療の適応があれば可能です。