E-note

ダイヤビルレディースクリニック院長ブログです

ヤーズフレックス配合錠の活用法

 月経困難症治療薬であるヤーズフレックス配合錠は黄体ホルモンであるドロスピレノンと卵胞ホルモンであるエチニルエストラジオールを含有した超低用量ピルです。超低用量ピルであるので、内服開始当初は微量の出血が起こることもありますが、なるべく長く飲み続けることでこのお薬のメリットが引き出せると考えています。内服1シート目はなるべくがんばって2シート目までつづけてみましょう、続けていく中で出血がある程度ある。(目安としてはおりものシートを1日3回くらい使用したくらいの量)が続いたら4日間の休薬を検討して良いと考えます。ここで休薬のポイントがあって、1回休薬したら、次回の休薬まではなるべく長く飲むことです。一度休薬し再開した後数日や数週間で出血があったので休薬してしまった患者さんをみかけます。4日間の休薬とその次の休薬の4日間の期間が短いと、その後破綻出血(イレギュラーな出血)が起こることが多いです。つまり、休薬は一度したらすくなくとも1ヶ月以上は休薬しないことがポイントとなってきます。